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『オカンの嫁入り』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]

オカンの嫁入り.jpg



 いわゆる「いい話」なんだと思います。ただ、この「いい話」が予想できる展開なので、またか~と、ついつい客観的になってしまうのが、ちょっと残念にも思います。

 映画として、とても丁寧にとても気配りの行き届いた演出によって創られているので、後半のありきたりなストーリー展開がもったいない気がしてしまうんですね。


180 336089_006.jpg 酔って帰って来た母の、若い金髪男との「結婚宣言」から、この映画は始まります。それも今日から一緒に住むという、とんでもない宣言なんですから、今まで長い間二人暮しだった若い娘としては反発しないほうがおかしいです。

 前半は、いきなりの「結婚宣言」によって波立ってしまった家族の絆が、少しずつ、穏やかな元の生活へと落ち着いてゆく姿が描かれていきます。

 登場人物たちのセリフや仕草や、住んでいる家の佇まいや何気なく置かれた小道具、娘が飼っている犬や、日常の食事、そんな何気ないものへの、細やかな描写の積み重ねで、この作品は成り立っています。

 とにかく、普段見過ごしてしまいそうな、そんな日常的な当たり前のものが、観ている間に、何故か、とてもいとおしく感じられてくるような、日本人の皮膚感と言ったらいいのかな、そんなものに支えられている作品でもあるんですね。

180 336089_002.jpg というわけで、この映画は母娘と若い男、そして大家のおばあさん、母が勤める病院の医者、5人だけで展開する、家族を描いた、暖かくて切ない、人情話なんですね。

 役者さんたちが、とても良くて、大竹しのぶや大家さんを演じる絵沢萠子など、安心してゆったりと映画に浸れる雰囲気を醸し出しています。娘を演じる宮崎あおいも、その押し付けがましくない自然体の演技に、すんなりと映画に入り込めて、やっぱり凄いなと納得してしまいます。そして、医者を演じる國村隼が、しっかりと支えつつ安定感のある演技で物語を引き締めているのは、さすがですね。ホント、役者さんたちがお話に馴染んでいるのが、何より嬉しくなりました。

180 336089_007.jpg 一種の癒し系、或いは和食グルメ系映画の要素も、この作品は持っているんだけれど、そこらあたりも、そつなく生かされていて、魅力になっています。

 とにかく、日本映画らしい、監督の繊細な心遣いに満ち溢れた作品として、私はとても気に入ってしまいました。かつて、こんな映画が、当たり前に存在していた時代があったんだよなあ、と懐かしくさえ思えてしまう、「いい映画」だと、私は思います。私は、前半だけで満足してしまったんだけど、それで充分です。


 
チェック長年、母一人子一人で仲良く暮らしてきた母娘が、母親の突然の再婚宣言によって揺れ動くさまを、ユーモラスかつ温かく描いた人間ドラマ。第三回日本ラブストーリー大賞ニフティ/ココログ賞を受賞した人気小説「さくら色 オカンの嫁入り」を、『酒井家のしあわせ』の呉美保監督が映画化。母娘には大竹しのぶと宮崎あおいがふんし、親子の葛藤(かっとう)をリアルに体現する。ぶつかり合いながらも互いを思う母娘、そして彼らを見守る周囲の人々の姿が温かな感動を誘う。
ストーリー陽子(大竹しのぶ)と娘の月子(宮崎あおい)は、ずっと母一人子一人で仲良く支え合って暮らしてきた。ある晩、酔っ払った陽子が若い金髪の男・研二(桐谷健太)を連れて帰ってきて、彼との結婚を宣言する。あまりに突然の事態に戸惑う月子は、母に裏切られたという思いから陽子にも研二にも素直に心を開けず、家を飛び出してしまうが……。  【シネマトゥデイ】 より



映画『オカンの嫁入り』 予告編
(動画、再貼り付けしました。今度は大丈夫かな)

『オカンの嫁入り』 Official Site 映画詳細、映画館情報
象のロケット cinemacafe.net goo 映画 映画生活 

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コメント 49

よーじっく

くにちゃん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです!いつも感謝です。(^'^)
by よーじっく (2010-09-17 17:44) 

よーじっく

ちー坊 さん、 こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。!!!
by よーじっく (2010-09-17 17:44) 

よーじっく

kakasisannpo さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を感謝です。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-09-17 20:49) 

よーじっく

xml_xsl さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、感謝です。いつも嬉しいです。(^'^)
by よーじっく (2010-09-17 20:49) 

よーじっく

Raccoon さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-09-17 20:50) 

よーじっく

あんれに さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、いつもありがとうございます。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-09-17 20:50) 

よーじっく

toraman さん、こんぱんはぁ (^o^)丿
ご訪問とnice!を嬉しいです。ありがとうございます。(^_^)
by よーじっく (2010-09-17 20:51) 

デルフィニウム

盛んにCMを見ますね。
by デルフィニウム (2010-09-17 20:55) 

よーじっく

デルフィニウム さん、こんぱんはぁ(^^)/
実は、予告編そのまんまのお話だったりします。
それをどんな風に見せてくれるか
その見せ方に魅力を感じます。
コメントとnice!をありがとうございます。
by よーじっく (2010-09-17 21:38) 

よーじっく

広島ピアノ さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-09-17 21:39) 

よーじっく

マーガレット さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-09-17 22:03) 

よーじっく

爆弾小僧さん、こんぱんはぁ (^o^)丿、
ご訪問とnice!をありがとうございます。(^'^)
by よーじっく (2010-09-17 22:18) 

薔薇少女

ご無沙汰してました!
予告編消されちゃってましたね、
『オカン』というと、東京タワーを思い出しますね!
by 薔薇少女 (2010-09-17 23:06) 

よーじっく

薔薇少女 さん、こんぱんはぁ(^^)/
予告編、新しくしました。今度は大丈夫だと思います。(^^ゞ

ところで、この作品。大竹しのぶがダメな人は
やっぱりダメかもしれないですね。
役者さんにかなり比重が置かれているうえに
作品自体の佇まいで観る映画。そんな気がします。
コメントとnice!をありがとうございます。
by よーじっく (2010-09-17 23:17) 

よーじっく

mwainfo さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-09-18 00:04) 

よーじっく

HAtA さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を感謝です。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-09-18 00:08) 

よーじっく

スー さん、こんぱんはぁ (^o^)丿
ご訪問とnice!を嬉しいです。こちらにもありがとうございます。(^_^)
by よーじっく (2010-09-18 00:23) 

SOSEGON

予告を見た限り、タイプとしてはとっても好きな映画だし、
出演者も好みの方ばかりなのですが、
大竹さんと宮﨑さんの大阪弁が気になってしょうがありません。
その辺はどうでしたか?

周りの俳優さんが、皆さん関西出身の方ばかりで、
こちらのセリフは違和感なく聞こえるだけに残念です。
設定が大阪じゃないといけなかったんでしょうか?
東京だったら、素直に観れたんだと思うんですが・・・・・・・・・。
by SOSEGON (2010-09-18 02:39) 

ミモザ

おはようございます♪
>何気ないものへの、細やかな描写の積み重ねで、
この作品は成り立っています。
こういうの結構好きかもしれません。期待大ですね。
出演の役者さんたちがいいですよね(^^)
by ミモザ (2010-09-18 07:16) 

よーじっく

SOSEGON さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とコメントをありがとうございます。
そうですね。最も気になるところなんですが
私はホンモノを知らないので、先入観がある
のかもと、あえて拘らないで観ていました。

関西弁の柔らかい雰囲気は作品に合っていると思います。
却って柔らかくなりすぎてしまう部分を引き締めるために
國村隼の配役は効いていると思います。
by よーじっく (2010-09-18 07:57) 

よーじっく

ミモザ さん、おはようございます(^_^)/
私は、話よりも雰囲気を楽しんだ気がします。
監督も、そこら辺をかなり意識していると思います。

ただ、その部分が伝わってこないと、普通のいい話に
なってしまう可能性もあるんですね。(^^ゞ
コメントとnice!をありがとうございます。
by よーじっく (2010-09-18 08:03) 

よーじっく

末尾ルコ さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-09-18 08:04) 

よーじっく

寅次郎 さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!をいつも嬉しいです!!! ありがとうございます。
by よーじっく (2010-09-18 08:05) 

よーじっく

Mabo さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!を嬉しいです。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-09-18 08:06) 

よーじっく

upa さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!を感謝です。ありがとうございます。(^'^)
by よーじっく (2010-09-18 08:06) 

よーじっく

赤と青 さん、 おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!を嬉しいです。こちらにも感謝です。!!!
by よーじっく (2010-09-18 08:09) 

よーじっく

りぼん さん、おはようございます(^_^)/
nice!とご訪問、感謝です。ありがとうございますm(__)m
by よーじっく (2010-09-18 08:13) 

よーじっく

c_yuhki さん、おはようございます(^o^)丿
ご訪問とnice!をありがとうございます。感謝です(^.^)
by よーじっく (2010-09-18 08:14) 

よーじっく

suzuran さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!を、いつもありがとうございます。感謝です!!!
by よーじっく (2010-09-18 08:15) 

よーじっく

ばぁどちっくさん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!を嬉しいです。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-09-18 08:16) 

きさ

基本的にお話が弱いという印象を受けました。
あまり親子の関係に関しても描けていませんし。
俳優はさすがにみんなうまいのにもったいない感じです。
大竹しのぶと宮崎あおいですからねえ。これくらいは当たり前でしょう。
脇役も良く、ファンとしては國村隼さんはいつもながらいいですし、絵沢萌子さんが久しぶりにでずっぱりの役なのが、健在、とうれしくなりました。
by きさ (2010-09-18 10:14) 

よーじっく

きささん、 こんにちはぁ(^_^)/
確かに話は弱いですね。そう言われると何もいえない映画ですね。

ストーリーの底にある、心の微妙な変化を
表情やセリフ以外の部分で表現する、役者さんの立ち振る舞いに
拘る監督が、殆どいなくなってしまった現在、
私はこの映画の存在自体が、とても嬉しく思いました。
それは、舞台やテレビドラマではなかなか伝わり難い要素でもあるので
尚更、印象に残りました。

コメントとnice!をありがとうございます。
by よーじっく (2010-09-18 10:44) 

よーじっく

もも さん、こんにちはぁ(^o^)丿
ご訪問とnice!を感謝です。ありがとうございます。(^_^)
by よーじっく (2010-09-18 10:45) 

よーじっく

dorobouhige さん、 こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-09-18 10:46) 

よーじっく

おぉ!次郎 さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-09-18 10:46) 

よーじっく

久遠 さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。感謝です。(^^)
by よーじっく (2010-09-18 10:47) 

よーじっく

yukio さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!を嬉しいです。ありがとうございますm(__)m
by よーじっく (2010-09-18 10:47) 

よーじっく

wing_14 さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。感謝です。(^_^)
by よーじっく (2010-09-18 10:48) 

よーじっく

私が三人目 さん、こんばんはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。!!!
by よーじっく (2010-09-18 18:34) 

よーじっく

@ミック さん、こんばんはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。いつも感謝ですm(__)m
by よーじっく (2010-09-18 18:34) 

よーじっく

おさむ さん、こんばんはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!を、いつもありがとうございます。感謝です。(^_^)
by よーじっく (2010-09-18 18:36) 

よーじっく

MITURU さん、こんばんはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。!!!
by よーじっく (2010-09-18 18:48) 

きさ

俳優さんの演技、監督の演出、そのあたりは確かにすばらしいので、なおさらお話の弱さが気になってしまいました。
土台が弱い上に完璧な家を建てても土台が弱いので残念、とでも言うような。
監督は関西弁にはかなりこだわられた様ですね。
なのでこのスタッフで別の話を見てみたいです。
by きさ (2010-09-19 10:02) 

よーじっく

きさ さん、 こんにちはぁ(^_^)/
原作がある以上、どこまでお話を弄れるか、なんですが
監督は、その部分では最初からこだわりを捨てていた気がします。
最終的に、描写や演出に、主眼を置いて創っていったのではないかと
感じました。映画を観ていて、最初の15分くらいで
そんな思いが映画から溢れてきていると、感じました。

手前に大竹しのぶと桐谷健太がいて、奥の部屋に宮崎あおいがいて、
手前の部屋に入ってくる宮崎あおいの、動きや仕草を見たとき
そのこだわりに、納得しました。そんな何気ないシーンなのに、
かなり繊細に演出している気がします。

関西弁には、一見拘っていないように聞こえる自然体の関西弁。
そんな感じがしました。標準語と関西弁の微妙なバランスから
生まれるニュアンスは、伝わってきたと思います。

コメントをありがとうございます。
by よーじっく (2010-09-19 12:57) 

よーじっく

シンシン さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、いつもありがとうございます。こちらにも、感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-09-19 22:18) 

よーじっく

kaoru さん、こんぱんはぁ(^^)/
こちらにも、ご訪問とnice!、嬉しいです。いつもありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-09-19 22:20) 

よーじっく

red-fin さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を感謝です。こちらにも、ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-09-19 22:25) 

よーじっく

oira さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。感謝です。(^_^)
by よーじっく (2010-09-27 13:24) 

よーじっく

artfuldodger さん、 こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。!!!
by よーじっく (2010-09-27 13:24) 

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