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映画 (2010 鑑賞作品) ブログトップ
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『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち 』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち3.jpg


 ときどき、こういった音楽関係のドキュメンタリーが公開されます。

 私は静岡に住んでいるので、余り目立たない作品は、唯一の単館系の映画館で上映されない限り、鑑賞する機会は皆無に等しい状況です。



アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち2.jpg アルゼンチン・タンゴについては、全く知識は無いのですが、数少ない機会なので、興味本位も手伝って映画館に出かけました。

 タンゴと言っても、「アルゼンチン・タンゴ」と「コンチネンタル・タンゴ」の2種類がある・・・、なんて基本中の基本しか知識はありません。なおかつ、持っているCDはピアソラを複数のアーティストが演奏した2枚組とデュトワのCDを持っているぐらいです。

 「アルゼンチン・タンゴ」の真髄に触れられるかも~、なんて軽い気持ちでの鑑賞です。その考えは、「甘すぎる!」と言われそうですが・・・。(^^ゞ


 この作品は、アルゼンチンの往年、一世を風靡したアーティストたちが、高齢にもかかわらず一同に会した、コンサートのドキュメンタリーでした。それも、いかにして彼らはアルゼンチンタンゴの黄金期を築いたかという過去を紹介しながら、コンサートの準備が進められていく過程を描いた作品でした。

 出来ることなら、コンサートそのものをじっくり紹介して欲しかったのですが、「そう皆さんすでにご存知のあの人です」みたいな紹介なので、基礎知識のない私には、全くわけがわかりません。(-_-;)

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち4.jpg

 確かに、全曲とまでは行かなくても、抜粋的に彼らの演奏する姿や音楽を聴く事が出来ます。そして、その音楽の素晴らしさの片鱗を、ちょっとだけですが堪能する事ができます。

 特に個性的なピアニスト、美しい声の歌手たち。たとえ短い時間でも、その素晴らしさは感じ取れます。

 しかし私が感じ取ったのは、アルゼンチンタンゴとしての素晴らしさではなく、きっとこのアーティストなら、他のジャンル
の音楽に関わっても、とんでもなく素晴らしい音楽を生み出す事が出来たんじゃないかという、映画のテーマとは違うレベルのものでしかないのです。

 残念ながら、アルゼンチンタンゴだからこその何かを感じ取れるほど、今まで私は触れてこなかったのですから、仕方ないのかもしけませんが・・・。

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち.jpg

 自分に対する物足りなさを、思い知らされる鑑賞となってしまったことが、なんとも残念ではあるのですが、それを知る事が出来ただけでも、良かったのかもしれません。

 音楽は奥深く、誰が聴いても素晴らしいものなのです。しかし その先にある何かを感じ取れないもどかしさも、時として気付かされたりするものなんですね。

記 2010-10-02





・・・『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち 』 概要と予告編を見る


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『ガフールの伝説 (3D版) 』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]

12ガフールの伝説.jpg



 とにかく映像が美しい作品。

 フクロウの羽毛の質感とか、ふわふわな感じなど観ているだけで癒されてしまう雰囲気さえある。背景も細かく描きこまれていて、ここまで緻密に描けるものなのかと感心してしまう。

 飛翔シーンも素晴らしいのだけれど、後半の戦闘シーンは、映像は凄いのにイマイチ臨場感が感じられないのは惜しいなあ・・・、フクロウじゃなければ、もっともっと個々のキャラクターは見分けやすいはずなので、なんて思ってしまうほどだったりする。

 きっと、この作品の一番惜しいところは、主役キャラクターがフクロウだって事だと思う。

 原作があって、その上での映画化なので、どうしようもない事なんだろうけれど、ここまで力の入ったCGアニメーションを見せられてしまうと、その映像のパワーが100パーセント、こちらに伝わってきているかな、って思ってしまうんだよなあ。

記 2010-10-08


・・・ 『ガフールの伝説』 概要と予告編を見る


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『ニューヨーク,アイラブユー』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]

ニューヨーク、アイラブユー.jpg



 一見、オムニバス形式みたいだけれど、実はコラージュの「緩さ」がここちいい作品。

 参加した11人の監督には、それぞれの監督の微妙な質感の違いがある。けれど、バランスを崩すことなく却ってそれがスパイスになっていて、ニューヨークという街の、多彩な側面を際立たせる効果にもなっている気がする。

 ・・・なんて、イメージだけでニューヨークを想像している人間でも、なんとなくわかったような、ちょっと触れたような、気持ちにさせてくれる映画。

ニューヨーク、アイラブユー3.jpg エピソードがいくつも重なって、絡まって、同時進行していくなかにも、夢や憧れや幻想や妄想や、色んなものが放り込まれていて、なおかつ現実の痛さや悲しさや切なさも刷り込まれている。

 複数の監督が持ち寄った素材が、反発ギリギリのところで、ギクシャクのギリギリのところで、不思議に収まっていたりするのが、ここちいい。

 ニューヨークにべったり貼り付いているわけでも、距離を置きすぎているわけでもない間隔の感覚なんだろうけれど、いかにものエピソードよりも、私が気に入ったのは、違う感じのお話。

 特に、シェカール・カプール監督のフランス人歌手のエピソードは、別にニューヨークじゃなくてもの感はあるけれど、ニューヨークだからこそなのかもしれない不思議な切なさが、印象深かった。


ニューヨーク、アイラブユー2.jpg ブレット・ラトナー監督、ジョシュア・マーストン監督の、いかにもニューヨークというか、アメリカぽいエピソード。岩井俊二監督のニューヨークぽくない (?) エピソードなどなど・・・。

ゴチャ混ぜになってる なんか不思議な空間。それがニューヨークなのかも、なんて思ったりもする。

 ニューヨークという街を舞台にした愛のドラマの数々って事らしいけれど・・。

 愛のドラマを背景にした ニューヨークという街が主役の作品になっちゃってるところが、きっとこの作品の魅力なんだろうなあ、と思う。
記 2010-10-02


・・・ 『ニューヨーク,アイラブユー』 概要と予告編を見る


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『シスタースマイル ドミニクの歌』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]



 遥か昔、ラジオ番組で、「かつてロック全盛初期の頃、「黄金のピル」という曲が世間を騒がせた」という話を聴いた記憶があります。

 その年代だと、ウェスト・コーストのロック・ミュージシャンがドラッグで命を落としたというニュースが頻繁に流れていた頃のはずなので、「黄金のピル」という曲も、アメリカのミュージシャンの曲だとばかり思っていました。楽曲自体は聴いていたのですが、ラジオの70年代回顧ナツメロ番組から得た、ミニ知識みたいなものでした。

 『シスタースマイル ドミニクの歌』には、そのエピソードが出てきます。まさか、ベルギーの尼さんの創った曲だったとは、想像だにしていませんでした。私も、そんなミニ知識をよく覚えていたものだとは思うのですが、確か、世界を震撼させたみたいな、大げさな表現をしていたので、忘れなかったのかもしれません。

『シスタースマイル ドミニクの歌』2.jpg


 そう、この映画の主人公は、「黄金のピル」という避妊薬の歌を、堂々と歌ってしまった尼さんのお話だったんですね。

 もちろん、「ドミニクの歌」という明るく楽しい曲は知っていました。歌詞の内容までは知らなかったのですが、こちらは聖ドミニコという聖者を歌った曲なんですね。

 「黄金のピル(1967)」と「ドミニクの歌(1963)」、この2曲だけで、その作者であるシスター・スマイルが、決して平穏な生涯を終えたとは思えない、そんな落差を感じます。

『シスタースマイル ドミニクの歌』4.jpg
 
 『シスタースマイル ドミニクの歌』は、彼女の生涯を描いた作品です。そして、この2曲が、彼女から生み出された事にも、自然と納得してしまう映画になっています。

 「黄金のピル」という曲の顛末を、後年の遥か日本の音楽好きの私でさえも知っていることに驚きます。世界中を震撼させたという事実に驚きます。映画の中では、教会との対立が描かれていますが、確か放送禁止にした国もあったように覚えています。

 そんなことを中途半端に知っているだけに、『シスタースマイル ドミニクの歌』を1本の映画として、冷静に観ることが私は出来ませんでした。

 彼女はシスターである前に、アーティストだった。世間知らずのわがままで無垢な、才能あるアーティストだった。それを知りえただけでも、私はこの映画を観て良かったと思います。

『シスタースマイル ドミニクの歌』3.jpg


 そういえば、彼女のデビュー曲は、フィリップス社から発売されるのですが、当時のフィリップス社って、電気製品に限らず、映画や音楽まで絡んでいたすごい会社だったんですね。ジョージ・パルの初期のアニメが、フィリップス社の宣伝用の短編として創られていた、なんてことを思い出して感慨深かったです。
記 2010-10-02


・・・ 『シスタースマイル ドミニクの歌』 概要と予告編を見る


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『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]

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 前作と打って変わって、今度は映画らしくなってるゾ・・、なんて思ったりもするんですが、私としては、ちょっと寂しかったりしたのも、事実。

 今回は群馬の女の子たちが主人公です。一応、女子ラッパーだそうです。

180 SR サイタマノラッパー27.jpg でもなんか、この映画のタイトル『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』って、カッコ良すぎるよなあ。そのタイトルにおおぉ~、という期待を胸に、鑑賞しましたが、日曜の夜の回。観客は私一人の、貸切状態。

 かなり笑える作りになっているのに、誰の笑い声も聞こえない状況。でも、一人で笑ってました。まっ、楽しまなきゃね。今回も、またまたオチコボレ女子の青春!であります。


180 SR サイタマノラッパー24.jpg しかし、前作以上に彼女たちの状況は、切ないです。追い詰められています。年齢的にも、20代後半となれば、女子としては周りの視線が辛く感じられる年齢になっているわけです。でも、めげずにラッパーを目指します。ひと夏のライブ実現に奔走します。5人の女子ラッパーのグループ、名前は「B-haku」とは、なんとも決まってます。

 映画は、前回の主人公である埼玉のラッパーあんちゃんが、今回の主人公であるアユムちゃんに出会うところから始まるんだけど、野郎二人はアユムちゃんがヒップホップ好きとは気づかない。オイオイそれはないだろ。アユムちゃんのバイクの荷台のステッカー、ちゃんとRun-D.M.C.とか貼ってあるじゃん。アホかコイツら、と思いつつも、映画的には気付かない方が面白いのかなあ、などと思ったりして・・・。

180 SR サイタマノラッパー26.jpg アユムちゃんの実家の仏壇の、母の遺影の後ろには、2パックやノトーリアス・B.I.G.とかの額が隠してあるんだけれど、なんか、それを見て私は反対に、ヒップホップもファッションなのかも、なんて思ってしまった。

 別に、ファッションでも、軽くてもいいんだけれど、それが却って、いじらしく感じられたりして、やっぱ女の子が主人公だと、私も甘いなあ・・・、なんてね。(^^ゞ

 まっ、とにかく、この映画の見どころは、アユムちゃんの母親の3回忌の祓いの席での、ラップ合戦です。とにかく凄い。前作の大衆食堂でのラップ合戦も良かったけれど、今回は、それにも増してかなり凄い。

 とにかく、感動もんです。実は私は、このラップ合戦に涙が出てきました。だって、心底、ソウルがあったんだもの、あれは鳥肌モノの、ソウルです。

180 Image2.jpg ちなみに、これらのラップにはバック・トラック(音)はありません。だからこそ、伝わるものが大きい気もします。このラップ合戦、大満足です。とりあえずワン・カット、長回しでやってます。でも、そんなこと映画が終わってから、気付きます。とにかく、濃くてディープなシーンなんだよな。


 作品としては、ソツなく良く出来ている今作なので、いわゆる一般向けと言う気もします。でも、やっぱり、私は前作の方が、好きだなあ・・・。(*^^)v


・・『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』 概要と予告編を見る


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『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』 (2009) [映画 (2010 鑑賞作品)]

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 アメリカの移民問題を扱った作品なんだけれど、私はこの作品を観るまで、この映画の存在さえ知らなかった。日本では、昨年の9月に公開されていたらしいんだけれど、『扉をたたく人』と題材はほぼ同じなのに、切り口が違うと、こうもインパクトが違うのかなあ、と考えてしまった。

004.jpg 移民問題の悲惨な部分や多様な影響は、この映画のほうが確かに鋭く描かれている。というか紹介されている。でも、映画って情に訴えることで、間口をそんなに広げなくても、観客の心に何かを残すことは可能なわけで、作品としてホンの少しバランスを崩してしまったような気もする。

 目的は問題提起だとは思うけれど、結局、エンターテイメントにもなりきれず、それなりの印象は残すのだけれど、心の奥のほうまでは届かないもどかしさがある。

001.jpg いろいろな国の色々な人たちが、アメリカには不法入国して暮らしている。その様々な実態を、多方面にリサーチして出来上がったんだと思う。いくつものエピソードも、きっと実際に起こった出来事を参考に、取り上げられているんだと思う。

 ハリソン・フォードはI.C.E.特別捜査官という役なんだけれど、移民問題を取り締まるに当たって、かなり人の情としては、キツい職務を遂行しなければならない。

 こなさなきゃならない、やらなきゃならない仕事と、人としての思うところのジレンマが、この映画の最後までずっと、燻ぶっている感じがする。


003.jpg けれど、それが彼の仕事だからこそ、彼にしか出来ない特別な側面もあるわけで、その割りきりがまだ出来ていないみたい見えるのが、なんとも惜しいと思ったりもする。

 そして、この映画そのものもまた、割り切れていないもどかしさがあって、描かれたエピソードに足かせのように絡み付いている。現実を切り取りました・・、だけではない何かが、欲しかったなあ。

 もっと評価されてもいい作品だと、私は思います。

・・・ 『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』 概要と予告編を見る


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『闇の列車、光の旅』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]

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 世界のどこかで、今も同じような悲劇が繰り返されている。この作品は中米のホンジュラスからメキシコを抜けて、不法にアメリカに移住しようとする人々を描いた作品です。

 いままでも、こういった内容の作品は、創られた年代や場所を問わず、いろいろと観てきた記憶があります。

 では、今、何故、『闇の列車、光の旅』なのか。やはり伝えなければならない今という現実の重みがあるんだとは思いますが・・・。

 ただ、私は、こういった作品を観て、世界のどこかでいまでも繰り返される困窮の実態を知り、愕然としながらも、どこまで実態を理解できるんだろう、記憶に残るんだろうと、疑問に思ったりもします。

闇の列車、光の旅.jpg

 映画として、堅実に真面目に誠実に描かれていればいるほど、印象に残るはずのものが薄れてしまうようにも思えるのです。ラストが予想できるストーリー展開は、映画としてどこまで観客に訴求できるんだろうと、思ってしまうのです。

 ホンジュラスの難民、メキシコのギャング団、現実だからこそ、その作劇が空しく感じたりします。父娘のドラマ、淡い恋、少年とギャング団の関わり、エピソードはリサーチされ、リアリティに富んでいるのかもしれません。
 
 特に映画の冒頭から登場する12歳の少年スマイリー、彼を見たときラストに描かれるであろう皮肉な結末は、予測出来ました。それもまた人間ドラマということなんだろうけれど・・・。

 と思う反面、登場する二人の少女それぞれの行動に、う~ん?と疑問を持ちつつ、それが最もリアルに感じてしまいました。不思議なものです。

闇の列車、光の旅 2.jpg

 誠実なだけでは伝わらないものも多々あります。映画としての特質を見極めたうえで、「監督の遊び」と解釈され誤解される事を承知の上で、この作品には何かインパクトのある仕掛けが欲しいように感じました。観客の目を、この作品に向けさせる何かが、必要だと感じました。

 『スラムドッグ$ミリオネア』や『プレシャス』を、すでに観てしまっている私だから、こんなことを思うのかもしれませんが・・。
 
闇の列車、光の旅 1.jpg

 美しい自然、美しい映像。その美しさは誰も助けてはくれません、ただ美しいだけ。その美しさの先に見えるのは、きっと少女サイラの未来のはず・・・。映画 『闇の列車、光の旅』は、悲劇の先に光りが見えるような、ラストが用意されています。

 しかし、それを見て「ああ良かった」とは、素直に思えませんでした。あのラストの先には、ハリソン・フォードの『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』に描かれた現実が待っているのです。救いのない現実が待っていると思うと、いたたまれない気持ちになります。 



・・・ 『闇の列車、光の旅』 概要と予告編を見る


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『ナイト&デイ』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]

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 久し振りに楽しめたロマンティック・アクション・コメディでした。

 この映画に何を求めるかと言えば、まずはロマンティックで、笑いがあって、アクションがハデ目で、主役の二人がセレブっぽくて・・・、まっ、そこらへんがちゃんと充実していれば、楽しめていいんじゃないかな~。ハリウッド印のゴージャス&エキサイティング映画。

 最近、なかなかないんだよなあ~。こういう軽くて楽しい、くだらない(褒め言葉!です)、単なる娯楽作ってね。

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 どの部分かが特化してなくても、ちゃんと楽しめるように工夫されていれば、細かいことは一切気にせず、映画が与えてくれるものを、素直に享受出来れば、充分だと思います。

 お話が、やたらと世界各地のリゾートを飛び回ってくれるんで、それだけでもちょっと得した気分。昔は、あったんだよな~、スター・システムに支えられた、ウソみたいな、夢みたいな、スパイ映画の重くないヤツってのが・・・。

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 この映画は楽しまなくちゃ損な作品なんで、ぽかぁ~んと口をあけて、頭の中をカラッポにして楽しみたいものです。

 ただそれだけの作品ですが、実際、ここまで、その娯楽性を見せ付けてくれる作品もなかなか巡り会えません。

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 トムの日(10月6日)の先行上映で観たんですが、こういう軽いノリでトムの日をつくっちゃって、乗っかっちゃうセンスって、ノーテンキでいいなあ。もちろん、私もそれに乗っちゃいました。

 こういうノリの映画って、やっぱり好きです。(^_^)v


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『十三人の刺客』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]

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 とにかく痛快で楽しめた映画だった。

 アクションのためのアクション映画『バイオハザードIV アフターライフ』とどこが違うんだと思ってしまうほど、延々と、それが繰り返される後半。この映画の場合は殺陣シーンのための殺陣シーンって事になるけれど、やっぱり、受け取り方は違うんだよなあ。私が日本人だからかも・・・、なんて言い訳みたいだけれど、とても楽しめたことは事実。

十三人の刺客_007.jpg まっ、こういう大量に人が斬られる時代劇というと、最近だと上戸彩の『あずみ』を思い出します。似たようなものかな・・・、でも違う。この作品は画面が暗くて男ばっかりなんで、雰囲気はかなり重いし、大義名分を掲げている分、却ってテレビの勧善懲悪時代劇みたいな気がしちゃうんだよなあ。いくらドハデに繰り広げられても、なんかスケールが小さく感じちゃう。どうしても『あずみ』と比べてしまって、『あずみ』を越えていないと納得できないみたいになっちゃってる、私は・・。

 別に比べなくても、充分見応えはあるんで、いいんですが・・。

十三人の刺客_002.jpg 監督が三池崇史ということで、ちょっと怖いかもなんて、余計な心配もしたけれど、それは悪役である暴君の不条理な殺りくを描写するシーンぐらいなもので、そのシーンもやり過ぎを突き抜けているんで、却って恐ろしさは半減したような気もします。 直接的な描写ではなくて、もっと精神的に追い詰めてくる、心理的な恐怖を煽る演出にはなっていないので、なんか中途半端な気さえする。実際は、凄いんですけれどね。


十三人の刺客_004.jpg ちなみに、この『十三人の刺客』のオリジナルである1963年の東映作品工藤栄一監督作も20年位前に、私は観てるんだけど、全く違う印象があります。骨子は同じだけど、雰囲気が違いすぎる。

 前作は、爽快感と切なさと余韻を残す佳作だったけれど、今作は、ただ痛快なだけの娯楽作でした。


十三人の刺客_010.jpg で、その痛快さの理由は、稲垣吾郎演じる暴君・松平斉韶が、限りなく非情でクールだったこと。あそこまで徹底して悪人だと、憎いという感情より、アッパレって思っちゃうんだよね。言ってる理屈は間違っているハズなんだけど、あの時代の常識って、また別のものだったはずだし、突き詰めたら暴君の理屈だって、罷り通ってもおかしくないと思っちゃうんだよなあ・・・。

 私は間違ってると思うんだけど、なんかあの暴君に納得しちゃった分だけ、普通の映画に感じられてしまったことは確かでした。

 とにかく、痛快で楽しめた作品でした。だから、ラストの余韻はいらないと思います。


・・・ 『十三人の刺客』 概要と予告編を見る


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『君に届け』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]

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 瑞々しさだけで出来ている映画。

 淡々と高校生活のなにげない出来事を、かなりスローテンポの展開で描いているので、どこかでダレてしまってもおかしくないのだけれど・・・。何故か最後まで、その瑞々しさを失わずに物語は進んでいく。

 結局、監督のテンポに私は取り込まれてしまったのかなしれない。ホント不思議に思うんだけど、私にとっては、かなり好印象の仕上がりになっている作品。

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 何といっても、登場人物たちの高校生にもかかわらず、小中学生みたいな思考・行動パターンには、面食らった。しかし、その展開と演出のペースの、心地よさに乗せられてしまうと、まっいいかな~、なんて許せちゃったりするんだから、映画って面白いなあと、思う。

 けなげと言うか、いじらしいと言うか、主人公・爽子のキャラクターは、天然記念物みたいな無垢な女の子なんで、まともに観ていたらバカじゃないのかと思ってしまいそうなんだけど、演じている多部未華子のイメージに助けられて、不思議と見守ってあげたいという気持ちになる。

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 この場合は、最後まで映画に付き合ってあげようと言う気持ちなんだけれどね。

 というわけで、この映画、好きです。どうってことのない作品なのかもしれないけれど、好きです。

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 全く関係ないかもしれないけれど、ホントはとっても関係あるかもしれない、大切な事。富田靖子が爽子の母親役で出ています。物語に大きく関わる重要な役じゃないんだけれど、富田靖子が出ているだけで、私は『さびしんぼう』を思い出しました。

 この映画って、『さびしんぼう』のスピン・オフかも、なんて想像すると、とても幸せな気持ちになります。限りなく、個人的な思いなんですが・・・。


・・・ 『君に届け』 概要と予告編を見る


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